オ-ディオシステムセレクター (機器評価用)
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好評です!! 第2号機も完成
話題のスピーカーEVANUIを作っているViV Laboratory社よりカスタム機を受注し製作納入しました。
社長の秋元氏より”このセレクターボックスは大変使いやすく、音の劣化や切り替えノイズもないので
スピーカーの開発評価にとても重宝しています、大満足です!”との御評価をいただきました。
改良点
-ラインIN-OUTをバランス・アンバランス両方対応
-ライン切り替えに密閉型リレーを採用し、信頼性と寿命を向上
-手元のリモコンコマンダーにもON-OFFのLEDを装備
-電源のレギュレータの熱の放散を改善し長期連続使用の信頼性を確保
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第1号機
気
特徴
1. スピーカー4台、パワーアンプ2台、プリアンプ2台それぞれマトリックスで選択可能
2. ショーティング、ノンーショーティング両方対応
真空管AMPの場合スピーカーを切り替えるときに1と2が両方OFFになると真空管から見た負荷がなくなって
真空管に負担をかけるという問題があります。 よって1と2が一旦両方ONになってから切り替わるといういわゆる
”ショーティング”というSWが使われます。半導体アンプではこれをしますと逆に負荷が重くなってよくないというので
”ノンーショーティング”が使われます。 私のセレクタはリモコンSWの操作で両方できます
3. スピーカーの複数選択可能
4セット同時ONもできますので、1にツイータ、2にスコーカ、3にウーファ、4に他のフルレンジといった接続もでき
それぞれの独立ON-OFF、選択ON-OFF、全部ON-OFFも手元のリモコンで可能です。
これを応用してスピーカインピーダンスが2Ωのときのパワーアンプの熱や音質の評価もできます。
4. パワーアンプはBTLにも対応
スピーカーはすべて+/-両方が切り替わりますのでパワーアンプはBTLでも可能です。
5. プリアンプとパワーアンプは1と2をエクスクルーシブに選択します
リモコンのSWで1、OFF,2を切り替えます
5. dBメーターで入力のレベルをチェックし、アンプのゲインやスピーカの能率を評価できます。
1Vrmsで0dBに設定、 入力レベルが大きい時は-6dBのアッテネータSWで調節可能
6. 良質のケーブルと最短の配線、大型銀接点リレーにより音質劣化を最小にしました。
切り替えノイズはまったくありません。 リレーはソケットを使い、配線の変更やメンテナンスをやりやすくしました。
さて中身ですが、こんな感じです。 製作過程の写真もありますのでお楽しみください。
使いやすいバナナプラグ対応のスピーカーターミナル
つなぎ換えがしやすくわかりやすい端子類の配置
パワー系は大型リレー、ライン信号系は小型のリレーを使用
それぞれ2接点4回路タイプです
dBメーターはメータアンプ内蔵型です
メーターのランプは6.3VACで280mAも食うので別の専用トラン
スを増設しました
電源は3端子レギュレータで24VDCに安定化しました
リレーがたくさん並ぶと壮観です リレーの電源端子にはOFF時のバックラッシュ吸収用のダイオードをつけました
フロントパネルの裏側です リレーソケットの配線の途中
リモコンボックスの中身、黒いものはSWのスパークキラーです フロントパネルの接写、3色のLEDで表示します
さて全部つないでみました 天盤は開閉できます、使わないときはしめてほこりの侵入を防ぎます
論理ブロックダイアグラム、 天盤をあけると見えます