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オーディオ測定器の紹介


12月2011年現在での測定器類の紹介とミニ解説です
オーディオの測定はおもしろい。 ”耳で聴くのが一番、耳が最高の測定器である”とよく言われますが私は賛成です。
しかし、作ったものをそのままでは人様にお使いいただけませんので全部測ります。
測りますととどんどんよくないところが見えてきてさらなる改善の糸口がつかめます
アナログオシロスコープ
Tektronix2465B 400Mhz
デジタルオシロスコ-プ
Tektronix TDS1012B
アナログオシロは今でも必要です。波形がきれいに見れます波形の濃い薄いが表現できて定常的な信号と単発的な問題が発見できます さすがオシロスコープの元祖テクトロニクスは各つまみが使いやすく並んでいます、またいかなる条件でも輝線が明るく見やすいです。信頼できる機械です。 現在の中心的な測定器です。 2CHで100Mhzですのでオーディオなら十分すぎます信頼性が抜群です。オートボタンで信号のレベルや周期を一発で表示します。とてもわかりやすく使いやすいです。電源ON時などの一瞬の出来事もストレージして見れますの過渡現象の問題もわかります。またUSBメモリーカードに波形をコピーできますので資料やレポートの作成に便利です。

演算機能も付いていて、2CHの足し算、引き算、掛け算、それにFFTアナライザーまでついていますので2次、3次などの高調波成分も見れます。
写真はFFT解析のようすです。


また品質保証がなんと生涯保証ということです。買いますとWEBから会員登録をしてあとはテクトロ社がいつまでもめんどうみてくれるそうです。
ミリボルと低歪率発振機
リーダーLMV-186B、テクシオAG-203E
デジタルマルチメーター
アドバンテスト R6452A
サイン波の信号レベルは何ボルトか?を測るにはテスターやマルチメータではできません。ACのレンジの周波数特性がだいたい1kHzまでしかないからです。10Hzの低音から100Khzまで、また0.1mVのような微小信号から500Vまでのサイン波を測るにはミリボルが必要です。これは2CHありますのでAMPの入力信号と出力をどうじに測って周波数を上げていったときの比較を見ることができます。

右は発振機です。サイン波と矩形波が10Hzから1MHzまで出ます。サイン波ならテストCDを使ってCDプレーヤからも出すことができますが2kHzまでですしまた矩形はCDプレーヤのDACからは出ません。 この発振機が絶対必要です。特に20Khzの矩形は200Khzくらいの高調波成分が含まれていますのでAMPの発振やリンギングを見るのにはこれが不可欠です。テクシオは元ケンウッドです。この機種はとても昔からあり、。今はEバージョンです。
いわゆるテスターですが、これは6ケタありますので非常に精密な測定ができます。抵抗の選別で0.1%以内にするなどに便利です。またAMPのダンピングファクターやスピーカーインピーダンスカーブなどを測るのにはこれが無いとできません。

2CHありますがなかのADコンバーターがひとつでなので時分割で測ります。 プラスとマイナスの電圧が測れないのが残念です。最近の新製品はADCがふたつはいっていて完全に独立しているのでこれから買う方はそちらをお勧めいたします。


温度も測れますのでヒートシンクの温度上昇がモニタできます
  To be informed
オーディオアナライザー
ヒューレットパッカード(今はアジレント) HP8903B
アッテネータ
リーダー
LAT-45
歪率を測るにはこれでしかできません。 超低歪率発振機も内蔵していますのでそれをAMPにいれて出力をこれに戻します。ボタンひとつで歪率何%かが一発で出ます。信号レベルも見れますしパワーAMPの出力Wも出ます。20Hzから100kHzまでスイープしますので数字をじっと見ているだけで周波数特性や歪率カーブが見れます。 GPIBバスでPCにDATAを入れることもできます。
さらにバランスのIN/OUTにも対応してますのでBTL AMPも測れます。

2CHのオシロなどでバランスのプリやBTLパワーAMPを測りますとINPUTのグランドが出力のコールド側と測定器を通じてショートしてしまうことがありうまく測れません。パワーAMは必ずトランジスタが飛ぶ、ヒューズが切れる、最悪は燃えます。わたしは昔はこれを誤ってAMPが火を噴いたりしました。今でもBTL AMPは気を使います。
正確な信号アッテネーションをします。あまり出番がありませんがいざという時に頼りになります。
          
テスターと電流計
サンワ
PCソフト発振器とスペクトラムアナライザ
普通のテスターです。アナログとデジタルの両方使います。普段はデジタルで間に合いますが、パワーアンプの音量を上げていったときの電源電圧の下がり具合や音楽のフォルテシモの時の電源変動をみるにはアナログテスターでないと見れません。電流計もその時の電源電流の変動を見ます。 フリーソフトです。 各種発振機とスペクトラムアナライザ、歪率計がついています。これにはUSBオーディオインターフェースがひつようです。私はEDIROLのUA-25EXをつかっています。でもこれは使い方がうまくないとすぐ一桁くら間違った値を出しますのでこれだけを信用することはできません。
ダウンロードはここから
http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/index.html
使い方は
http://park21.wakwak.com/~eyp/jk1eyp/amp/measure/hizumi/hizumi.htm
このソフトの最もお勧めできるのはホワイトノイズをだしてそれの周波数特性を見る機能です。フィルターの特性、RIAA-EQアンプ、グライコのレスポンス、マルチチャンネル出バイダーの特性などが見れます。
写真は20-20Khzまでのホワイトノイズの周波数特性です。
 
ダミーロード
自作
各種オーディオエフェクター
パワーアンプのスピーカーダミーロードです。
小さいほうは無誘導抵抗で50W8Ωx2放熱器つき、大きいほうは無誘導のホーロ抵抗で150W 8Ωx2です。 測定中は熱くなりますので注意です。

右は250W 8Ω 2CHしかも無誘導です、これで500W 4Ωまで測れます
上から
FOSTECS   パッチベイ
dbx      2chマイクプリ+24bit96kHz ADコンバータ
DOD     2chコンプレッサーリミッター
LEXICON  デジタルリバーブ
dbx      31バンドステレオグラフィックイコライザ
USBオーディオインターフェース UA-25EX
AKG     コンデンサマイク C3000B
Behringer  8chミキサー   
これらはギターの自宅録音用です。
絶縁耐圧試験器
HIOKI 3158
スライダックトランス
 150V 10A
PSEの絶縁耐圧試験の為の試験器です。これでAMPなどのAC100Vラインとシャーシの絶縁がよいかや漏えい電流が無いかを調べます。PSE取得には必需品です。
またトランスの1次側と2次側の絶縁試験や、高耐圧高抵抗検査もできます

最高5000Vまで出て、もし機器に漏えい電流があるとすぐ電気を切って機器が壊れないように保護したり、電源を急に入れていきなり高電圧がかからないようにソフトスタートしたり、エラーが出たらNGランプがついたりを全自動でやる優れものです。
パワーアンプなどを作っていきなり電源を入れるのは大変危険ですのでこれで徐々に電圧を上げてテストします。 出力パワーと消費電力などの関連も見れて便利です。クラスAアンプですと出力を上げても電流が増えません、どこまで上げればクラスABになって電流が増えるかも見れますので計算値との確認ができます。さらに電源ON時の瞬間突入電流も確認できます。 120Vまで上げて発熱や最大定格の余裕を見たりアメリカでの電圧の動作確認もできます。
ファンクションジェネレーター
Tektronix CFG280
各種温度計
オーディオ専用発信器は歪率は小さいのですが発振できる周波数が1MHzまでですので時々足りないことがあります。 そういうときにこのファンクションジェネレータの出番です。歪率は良くないですが各種波形、バースト、DCの重畳、早いスイープ、また最大11MHzまで発振できて便利です。 アンプや電源の発熱を測定します。 赤外線型は離れたところからでも温度を測れますが測定範囲は広く、誤差が多いです。しかし最大最小、平均など便利な機能が付いています。 熱電対接触型は正確でピンポイントの温度測定ができます。

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