リニアテクノロジー社の誇る超低ノイズオペアンプLT1028A、Aバージョン選別品です。
1回路入りはとびぬけたものがありますが、これもかなりとんがったスペックです。特にノイズはおそらく最高のレベルで、なんと0.85V/√Hzです。これはLME49860の3分の1です。この数字は50Ωの抵抗1本分が出すノイズとおなじということで、回路全体から見ればほとんど存在しないのと同じくらいの超低ノイズであると、LT社は言っています。 ただし2倍以上のゲインでないと発振します。データシートにはさらにこれを3パラにしてもっとノイズを減らす方法も書かれています。入力オフセット電圧も入力バイアス電流も桁が違うほど小さいし、また電流電圧は±22Vまでありますのでハイゲインのアンプに最適でしょう。 1個 1,300円
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バーブラウン社の孤高のOPAMP OPA627の後継として開発されました。OPA627はDC、ACスペックとも素晴らしい性能で、オーディオをはじめ計測器、医療機器などでここぞという箇所に使われていますが価格が高いです。このOPA827はOPA627の性能を維持しながら価格を下げるという目標のもとシリコンゲルマニウムという新プロセスを採用しています。デビューは2006年ですのでまだ新しいOPAMPですが入手は困難のようです。さて音はいかに?
パッケージがSOPしか供給されていませんので変換基板で8PIN DIPに変換しています。
変換基板付き 1個 1,800円
このOPA827の開発者と直接お話をする機会がありましたがその方はOPA627よりこっちのほうが絶対いいと力説しておられました。(6/11`11)
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今までADIやLTにスペックでは後塵を拝していたNS社ですが2010年1月についに最高品を出しました。NS社のアナログICに対する熱意はすごいものがあります。ノイズは0.9nV/√Hz,歪率は0.00001%, スルーレートは+-22V,
ゲインバンド幅は110MHzと明らかにLT社のLT1028Aをしのごうと意識しています。 またNS社が弱かったセトリングタイムの規定も590nsecとし、これはOPA627Aの550nsecを意識していると思われます。 データーシートのアプリケーション例もOPAMPで最も難しいとされるマイクAMPやDACのIV変換+LPFを取り上げてその自信のほどを表しています。SOPしかないのが残念ですが変換基板でそのスーパースペックの味わいを体験しましたところ、音はするどい、速い、ちょっと冷たいが奥行きがあるといった感じです。しかも安い。
変換基板付き1個 980円
ブラウンドッグ基板に裏表2個搭載品は1個2,300円
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