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型番のみかた
各メーカでだいたい同じですが細かいところが違います
OPA627AP
OPA........バーブラウン社のファミリー名(現TI社の傘下)
627.........型番
A..............バージョン名、Aは選別品もしくは改良品、Bはさらに選別改良
P..............パッケージの種類 (8ピンデュアルインライン型)
TO-99 (LMC) PDIP (P) SOIC (D)
メタルCAN プラスティックデュアルインライン スモールアウトライン
OPA627にはいろいろな種類があります、 上記の表の場合は
NRND....................... Not Recommend for Newe Design,新規の開発には採用をお勧めしません、つまりそのうち製造中止
になるという意味です
ACTIVE................... 現在生産供給中
TO-99...................... 丸いメタルCANパッケージ
LMC.......................... パッケージの寸法図面の番号
8..................................... ピン数
20............................... ひとつの梱包の単位個数、この場合は20個入りの箱に入ってます
Green(RoHS& Sb/Br) ....... RoHSの環境保全基準対応、鉛がゼロ、臭素やアンチモンは全体の重量の0.1%以下
AU..................................リードピンの表面仕上げが100%金です
CU NIPDAU..........リードピンの表面仕上げがが銅、ニッケル、パラジウム、金の合金です
N/Afor Pkg Type ...Moisture Sensitivity Level, つまり箱の梱包が防湿のためにアルミパックで密閉されていて、それを開けたら
どれくらいの日数でどれくらい湿度を吸収するかというレベルです。 これはプリント基盤にはんだ付けするときに
リフローという高温の槽を通しますが、そのときIC内部に吸収した湿気が高温で膨張してパッケージにダメージ
を与えるので、アルミパックをあけたら湿度の管理をしてくださいという意味です。
このメタルCANやPDIPはこのリフローには対応していません。
Level3-260C-168HR,...... SOICはLevel3-260C-168HRに対応、つまりリフロー半田つけの最高温度が摂氏260Cであれば
摂氏30C湿度60%の環境にて168時間まではアルミパックを開封して放置してよい。それ以上は危険ですので
ICのなかに吸い込んだ湿気を出す、つまりべークしてから半田付けしてくださいという意味です。
趣味で自作するひとには関係ありません。
捺印シンボルのみかた
各メーカでだいたい同じですが細かいところが違います
LME49860NA
LME........ナショナルセミコンダクタ社のファミリー名
49860.....型番
NA............パッケージの種類 (8ピンデュアルインライン型)
IC表面
N はナショナルセミコンダクタ社のロゴマーク
U はウエファーチップの製造工場、一般には公開されていません
Z はパッケージングとテストの工場、公開されていませんがアジアのどこかの国です
XY はパッケージングした年と週 (デートコード)
71 は2007年1月、 86は2008年6月、10月からはA, 11月はB、12月はCです、 よって
2009年11月は9Bです。 3桁ある場合もあってその時は週単位で管理します。
TT は中のチップの製造管理番号、公開されていませんがロット不良があったときに調べられます
NA はNS社の8ピンDIPパッケージの番号
SOパッケージは小さいので全部書ききれませんのでかなり簡略してます。
さらにICチップになかに64桁から128桁くらいの管理コードを一つ一つ書きこんで製造履歴を
とっている場合もありますますが、ここは外からは見れませんし、公開もしていません。
他のメーカはそれぞれ少しづつ違いますのでメーカサイトをご覧ください。
また予告なしに変更される場合があるのでデータシートには普通は書きません。
MS社だけはなぜか書いています。
また
ER82AB は Eはウエファーチップの工場のコード、Rはパッケージングの工場、2008年の2月製造
ABはチップの製造管理ロット番号でしょう。
裏にも書いてありますが不明です、おそらくプラスチックモールドの管型の管理番号でしょうか?
リニアテクノロジー社のLT115の場合は 0845、3桁です、 おそらく 2008年第45週製造、つまり11月頭
横向きの03は製造工場のコードでしょう 裏にもパッケージングとテストの工場名が書いてあります
CN8は8ピンDIPパッケージ
ri
ri
バーブラウン(TI)社の OPA627APの場合は 86W0J98
2008年6月製造、Wはウエハーの工場、0J98は中のチップ管理番号とパッケージング管理でしょう
パッケージングとテストの工場はICの書いてあります、MALAYSIAとかTHAILANDとかです。
昔はJAPANもありましたが今はもうありません
この辺はナショナルセミコンダクタとは異なります